ブログを見てくださっている方から、
「富岡市と横須賀市が友好都市だって、知らなかったよ。どうしてなの?」
と声をかけていただきました。
確かに、あまり知られていないかもしれませんね。
なので今日は、その理由を少しだけ、書いてみたいと思います。
富岡市と横須賀市が友好都市提携を結んだのは、2015年11月のことです。
きっかけは、どちらのまちも「日本の近代化のはじまり」を支えた、大切な歴史を持っていることでした。
富岡には、世界遺産の富岡製糸場。
横須賀には、幕末から明治にかけて日本の近代化を支えた横須賀製鉄所(のちの造船所)があります。
この二つ、どちらもフランスの技術協力を受けてつくられた近代化施設なんです。
富岡製糸場では、フランス人技師のポール・ブリュナが中心となって、工場の立ち上げを進めました。
一方、横須賀製鉄所では、フランソワ・レオン・ベルニー(海軍技師)が指導にあたり、日本に本格的な近代造船技術を根付かせたそうです。
同じ時代、同じフランスの力を借りながら、日本の未来を切り開いていった――
そんな歴史的なつながりが、この二つのまちにはあります。
さらに面白い話もあります。
富岡製糸場の工事や設備の中から、横須賀製鉄所の刻印が入ったレンガが見つかったことがあるそうです。
当時、資材や技術、人の考え方までが、場所を越えて行き来していたことがうかがえます。
働き方の面でも共通点があります。
横須賀製鉄所で採用されていた「月給制」や「日曜日・休日」という考え方が、富岡製糸場にも取り入れられていました。
今では当たり前の制度ですが、当時としてはとても先進的なことでした。
こうした共通の歴史があって、富岡市と横須賀市は友好都市になりました。
この関係を知るたびに、
「富岡の歴史は、このまちの中だけで完結しているわけじゃないんだな」
と感じます。
遠く離れたまちと、同じ時代、同じ志で日本の未来を支えてきた。
そう思うと、ちょっと誇らしい気持ちにもなります。
また機会があれば、こうした“まちのご縁”も、少しずつ紹介していけたらと思っています。
富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ
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