豊田市ではAI技術を駆使する水道管の水漏れを発見する画期的な方法を取り入れ、地表の衛星画像を撮るために地球を回りながらマイクロ波を照射している人工衛星からの写真で、深さ3メートル位までの水道管の水漏れもキャッチすることができるそうです。
衛星画像を、ある企業がAIを使って解析し(水道水と非水道水の比誘電率の反射特性の違いを衛星画像からAI技術で解析)水漏れの可能性のある水道管を特定します。この方法で水漏れの起きていそうなところを直径200メートルの範囲に絞れるようです。
これまで調査に5年かかっていたのがこの技術だと7ヶ月と期間が大幅に短縮でき、さらに数千万円かかる調査費用は数百万円に削減できたという夢のような話を聞いてきました。想像もしなかったような技術ですが、JAXA認定の宇宙ベンチャー企業なども実証実験に乗り出しているようです。
写真1枚からこのようなことが解析できるとの事でしたので、「1枚おいくらぐらいかかるのでしょうか。」と質問しましたが、パイロット価格(秘密保持契約がある)とのことでご回答はいただけませんでした。
ただこの取り組みは、説明してくれた方の上司がテレビで番組を見て感銘を受け、次の日に豊田市で使えないかと言うことで一気に進んだ取組みとのこと。驚いたと共にスピード感があったおかげで相手企業からもパイロット価格、いわゆる共同実証実験みたいなニュアンスもあって、かなり安く写真が手に入るような雰囲気でした。
このシステムを利用して発見した水道管の亀裂を見せていただきましたが、素人目には髪の毛1・2本位亀裂に感じました。
それでもまだまだ課題はあるとのことで、漏水可能性区域の範囲を200mから100m以下に縮小することと、漏水の的中精度も3割から6割に向上させることが目標だそうです。
個人的に思った事は、これで一度に何10ヶ所と言う漏水が見つかってしまったらどうなるのかと、、、!
富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ
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