12月定例会で広域観光連携の推進について一般質問をさせていただきました。

 10月29、30日に富岡製糸場の西置繭所で第9回世界遺産サミットが行われました。

いまだにコロナ禍の状況ではありますが、この秋の人出は例年以上に多くのお客様に富岡製糸場にお越しいただいており回復傾向にあるのではと感じています。


 観光連携においても様々なことが行われており、上武絹の道運営協議会は、埼玉県熊谷市、深谷市、本庄市、県内からは富岡製糸場と絹産業遺産群構成資産所在地の伊勢崎市、藤岡市、下仁田町と7自治体で構成していて、今年度は絹産業遺産を巡る宝探しゲームを実施していたり、安中軽井沢との観光連携協議会では、軽井沢町を訪れる観光客をターゲットに富岡市、安中市への送客を狙いとした軽井沢町の交流施設である◯◯市場での催事や軽井沢ウィンターフェスティバルなどのイベントで観光PRに取り組んでいるとのお答えをいただきましたので、以前安中軽井沢との2市1町の観光連携協議会で首長が台湾を訪問し教育旅行の誘致に取り組んでいたようですので、円安の影響もあることから日本の旅行市場は外国人にとっても魅力的に映ると思い、訪日教育旅行の誘致活動を乗り遅れることなく再開していただくことをお願いしました。

 私の質問には、甘楽富岡エリアでは富岡市観光物産協会、西上州観光連盟、妙義山周辺観光宣伝協議会など各種団体を通じて自治体間をまたいだ広域観光連携が組織されていること、令和5年度春には甘楽スマートインターも開通予定ですが、すでに甘楽パーキングエリア内にはスマートインターチェンジ開通を見据え富岡製糸場の大型看板を設置してあり、めんたいパークには富岡製糸場のポスターの掲示やパンフレットコーナーを設けていたり、こんにゃくパークでは富岡製糸場見学券を購入した人はバイキングの長い行列へ並ばずに済む「優先入場特典」を付けて販売していることなどの回答がありました。 

 甘楽スマートインターのできる上信越道は上下線で合わせて1200万台の通行量があり、そのうちの約10%が甘楽パーキングに立ち寄っているとの試算が出ています。大型看板など有効な施策を展開している事はわかりましたが、今後マスコミ等には積極的な情報発信をするとともに妙義山、貫前神社などを含む市内観光施設を回遊できるようなシステムの構築にもさらに取り組んでいただくことを訴えました。

富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ

富岡市議会議員 髙田 仁志のブログです。 宜しくお願いいたします。