その実現にはさらに新たな再生エネルギーの拡大が不可欠となっています。
太陽光で電力をすべてを賄うには、日本の国土が狭く山林が多いために限界があるんだそうです。またサプライチェーンなども中国に支配され、日本勢がわって入れないと言う致命的な弱点があるために風力発電に注目したようです。
そもそも洋上風力は、1990年にスウェーデンの洋上に設置された風車が始まりとされ、その後ヨーロッパ各地で設置が相次いだんだそうですが、2000年初頭から再生エネルギーに注目し、特に洋上風力を政策として推進してきたイギリスが、現時点では2200基以上の風車が回り、電力の1割を賄うほどに成長しており、洋上風力の発電量は世界のトップだそうです。(日本は10番目)
先日もテレビで見ましたが、四方を海に囲まれた日本でも新エネルギーとして本命視され、2040年までに約4500基の洋上風力発電を建設する計画があり、最大で原発45基分に相当するという洋上風力の誘致に向けた動きも加速しており、日本各地で事業者やメーカーが受注に向けて動き出しているそうです。
富岡市にはもちろん海はありませんが、風の量にもよりますが、1500kwの風車一基で年間を300万kwほどの発電量が見込まれ、これは一般家庭の800から1000世帯で使用する電力使用量に相当するそうです。(富岡市の世帯数が20,371世帯)
風力発電はあまり家の近くにあると低音に悩まされることがあると聞いたことがありますので、よほど人家から離れたところなどではないと公害になる恐れがあるかもしれません。
どちらが良いとは分かりませんが、2040年頃には太陽光パネルのゴミが大量に出てくる廃棄物問題もあります。風力発電タービンの羽根はガラス繊維で作られていることが多く、廃棄処分が難しいと言われていましたが、今ではガラス繊維の羽根を分解できる技術が開発され、粉砕し圧力をかけ建材に用いられるペレットとファイバーボードの生産をしている工場も現れ、毎年6000枚から7000枚の羽を処理でき99%の素材がリサイクルできるそうです。
富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ
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