長引くコロナ禍の影響で、孤独・孤立の問題がいっそう深刻化しています。当事者や家族が必要な支援を受けられるよう社会全体で取組を進める必要があるのかなと思いますが、政府は電話やSNS(会員制交流サイト)による24時間対応の相談体制の整備や、地域との「つながり」の場作りなどを盛り込んだ「孤独・孤立対策の中期計画」を決定しました。
重点計画では、孤独や孤立を「人生のあらゆる場面で誰にでも起こり得る」として、社会全体で対応すべき問題であると指摘、「当事者の目線や立場に立った政策の推進」を強調しています。
具体的な取組としては、相談体制の強化や居場所づくり、アウトリーチ(訪問)型支援などを挙げており、孤独や孤立に陥っている人が声を上げやすい環境や、人とのつながりを実感できる場を確保する事は重要だとしており、支援の担い手となるNPO(民間非営利団体)への後押しなど重点計画では「重要かつ必要不可欠」として、「安定的・継続的にきめ細やかな支援を行う」とも明記しています。
このほか、計画の実施状況を年度ごとに評価・検討し、必要に応じて計画の見直しを検討することとしています。
少し思ったのですが、孤独は精神的な要素が強く、ひとりぼっちでも「孤独」と感じない人もいるみたいですので「孤独を愛する」などの表現もよく見かけますね?
私自身も若いときにはよく1人で山登りに出かけていました。しかし、英国などでは「孤独感は1日15本のタバコを吸うのと同じ位体に悪い」と言われるのですって。
孤立のほうは、ググってみてください。
高崎市は、コロナ禍による孤立や孤独で不安を抱える女性の支援に向け、市社会福祉協議会と連携して実施している個別事業相談があり、窓口や電話に加え昨年11月からメールでも対応しているんだそうです。
個別相談は無料で市社協のスタッフが情報提供や関係機関の紹介など、一人ひとりの状況に応じてアドバイスをしており、相談窓口は市総合福祉センターで利用できるそうです。
また、相談事業と併せて生理用品の配布や悩みを話し合える居場所の提供も実施、市内2カ所に居場所を開設し、集まった人たちにお菓子や飲み物を提供する場を設けているそうです。明るい感じにとはいかないと思いますし、個人的には非常に難しいこととは思いますが、プライバシーを守りながらこういう場が富岡市にもできればいいなと思います。
富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ
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