埼玉県白岡市で15歳の中学生が15日、自宅で意識不明の状態で見つかりその後死亡した事件がありました。
その子は様々な理由があり、8人兄弟の大家族で母親とその内縁の夫であるA氏と同居していたそうで、「15日の数日前に怪我をして帰宅した」と母親が説明しており、近隣でも先月、足を引きずって歩く少年の姿が目撃されており、県警は事件との関連を慎重に捜査しているそうです。
同級生の保護者の話では、礼儀正しく活発な子で、近所の友達ともよく遊んでいたそうですが、小学校4年生の頃から「下の子供の面倒を見ないといけない」と言って学校に来なくなり、日中姉とともにベビーカーを押す姿が近隣で頻繁に目撃されていたのですが、それでもお昼前には、姉や2つ年下の弟と一緒に給食を食べに登校していたそうです。
校長や担任も頻繁に少年の自宅を訪れており、事情をわかっていたから何も言わず、「お腹いっぱい給食を食べに学校においで」と言ってくれていたそうです。また母親自身も小・中学校時代ほとんど学校に行っておらず、それでも自力で勉強して看護師になれたのだから、「うちは学校にいかせなくてもいいと思っています」と、キッパリ発言したこともあり、説得に応じなかったそうですので、本当に難しい問題だと思います。
家庭の事情もいろいろあると思いますが、もし少年が学校に通っていたら、いろいろ助けになることもあったでしょうし、母親と連絡が取れる環境であったならば、少年の怪我や異変にも誰かが気付けたのではないのかなと思います。(周辺には異変に気づき、市役所に相談に行った方もいたようですが、、、)このような悲しいケースが二度と起こらないよう、行政がもっと介入できるようにすべきなのではないかとも思います。
ヤングケアラーの子供たちの中には、自分の置かれている環境に気づかないことが多々あるんだそうです。この少年の場合、友人に「家では小さい魚を兄弟みんなで分けて食べているんだ。みんなの家は違うの?」と言っていたそうです。
富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ
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