全国的に少子化が進む中、富岡市においても児童生徒数の減少による小・中学校の小規模化が進行しており、教育関係の様々な課題が生じることが懸念されています。
次代を担う子供たちが将来自立し共生できるよう、確かな学力と豊かな感性に基づいた情操と徳性、たくましく生きるための健康や体力を備え、夢や希望を持ち社会の変化に適切かつ主体的に対応できる児童・生徒を育成することができる望ましい教育環境の実現を目指し、「富岡市立小・中学校適正規模・適正配置基本計画」が策定されました。
富岡市の小・中学校の児童生徒数については、平成20年度は4,591人でしたが、平成30年度には3,675人となり10年間で2割減少しています。
長年の少子化傾向に起因する児童、生徒数の減少の結果、文部科学省が推奨している適正な学校規模とされる12学級から18学級が確保されているのは、令和2年5月1日現在小学校が11校のうち4校(富岡小・西小・一ノ宮小・高瀬小)中学校は6校の内1校もありません。
また、複式学級となっている小学校は3校(黒岩小・丹生小・妙義小)あります。
(複式学級とは2つ以上の学年を1つにした学級のこと)
そのいくつかの学校を今後統廃合していくための基本的な考え方の説明を受けました。
教育委員会の計画の通り令和6年4月に富岡東中学校と富岡中学校が統合するのであれば、今の1年生の父兄の方たちは子供がもう高校生になってしまっているので??
部活動の事やスクールバスについて、また自転車通学の範囲、駐輪場の整備等について幅広く質問がされておりました。
今後、「校歌」「校章」「制服」などを決めるのには1年半位かかると見込まれるとの説明があり、順調に進めるためには何度かこのような会合がもたれることが望まれると思いました。
各家庭の教育方針の違いもあると思いますし。
また適正配置協議会が立ち上げられるそうですが、なるべくその時期に学校に関わる生徒さんの保護者の皆さんの意見を聞いていただき、少人数の学校の生徒が大人数の学校に飲み込まれるようなことにならないことを願います。
最後に、学校規模の適正化を図る上では、学校の果たす役割を再確認する必要があり、義務教育段階の学校は、児童、生徒の能力を伸ばしつつ社会的自立の基礎、国家、社会の形成者としての基本的資質を養うことを目的としており、学校では単に教科等の知識や技能を習得させるだけではなく、児童、生徒が集団の中で多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い切磋琢磨することを通じて「思考力」「表現力」「判断力」「問題解決能力」などを育み、社会性や規範意識を身に付けさせることが重要になり、そうした教育を十分に行うためには一定の規模の児童生徒集団が確保されていることや、経験年数、専門性、男女比等についてバランスのとれた教職員集団が配置されていることが望ましいものと考えられるとの説明があり、このようなことから一定の学校規模を確保することが重要となるとのことです。
①クラス替えが可能な規模であることが望ましい。
②クラブ活動や委員会活動、さらに部活動等において多様な選択ができる規模であることが望ましい。
③学年ごと、教科ごとに複数の教員の配置が可能な規模であることが望ましい。
④体育館や図書館、コンピューター室を始め学校施設や特別教室等の円滑な利用ができる規模であることが望ましい。
など、、、、。
本日はたくさんの意見が出ました。
自分も「富岡高校」と「富岡東高校」の統合の時に関わった知り合いがいますので(聞ける範囲で)どのような問題が起きたり、どのような良いことがあったのか聞いてみようと思っています。
富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ
富岡市議会議員 髙田 仁志のブログです。 宜しくお願いいたします。
0コメント