富岡市では、電気の使用に伴うCO₂排出量を削減するため、市役所本庁舎と子育て健康プラザに太陽光発電設備を設置し、現在稼働しています。

今回の取り組みは、環境負荷の軽減だけでなく、災害時の電源確保という面でも重要なものです。

設置された太陽光パネルで発電した電気は、それぞれの施設で使用され、市役所本庁舎では年間消費電力の約20%、子育て健康プラザでは約30%を賄える見込みなのだそうです。

また、年間約57.67トンのCO₂排出量削減が見込まれていてこれは、杉の木約4,000本が1年間に吸収するCO₂の量に相当するそうです。

地球温暖化対策が求められる中、市の公共施設で再生可能エネルギーを活用することは、設置する場所や地域にもよるのでしょうけれど、環境に配慮した行政運営の一歩になると考えます。

■ 災害時にも役立つ太陽光発電

今回の設備には蓄電池も設置されていて、停電が発生した際にも、蓄えた電気を非常用電源として活用することができ災害時にも役立つと思いますます。

災害時には、電気の確保が地域の安全や安心に直結します。行政の拠点や子育てに関わる施設で電源を確保できることは、防災・減災の観点からも大切ではないでしょうか。

もちろん、停電時に使用できる設備や電力量には条件がありますが、日常の環境対策と災害への備えを両立させる取り組みとして、今後の活用に期待したいと思います。

一方で、太陽光発電設備を設置するにあたっては、発電量やCO₂削減効果だけでなく、周辺に暮らす住民の皆さんへの配慮も欠かせません。

私も以前、全員協議会の場で、この設備の設置によって近隣住宅に影響が生じないのか、行政から説明してほしいと質問したことを覚えています。

特に、市役所周辺には住宅もあることから、太陽光パネルの反射光が住宅や生活環境に影響を与えることはないのか、また、設置後に何らかの問題が発生した場合には、どのように対応するのかという点が気になりました。

そのため、近隣住民の皆さんに対して、設備の内容や影響の有無について十分に説明し、理解を得ながら進めていただきたいと市当局にお願いしました。

公共施設で環境対策を進めることは大切ですが、同時に、周辺に暮らす方々の安心や生活環境を守ることも行政の重要な役割なので、、、

設備を設置して終わりにするのではなく、稼働後も周辺環境への影響に目を配り、住民の皆さんから相談や意見があれば、丁寧に対応していただきたいと思います。


大規模な太陽光発電設備の設置をめぐっては、景観や反射光・低音の騒音など、周辺住民の生活環境への影響が懸念されパネルの設置に反対している地域が多くあります。

富岡市では、平成30年10月1日から「富岡市自然環境、景観等と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例」が施行され、一定の条件に該当する事業について、許可申請や近隣住民への説明などが定められています。

詳しくはこちらをご覧ください。

【富岡市公式:太陽光発電設備の設置に関する条例・許可申請】

https://www.city.tomioka.lg.jp/www/contents/1524804269677/index.html

【富岡市公式:近隣住民などへの説明会に関する運用基準】

https://www.city.tomioka.lg.jp/www/contents/1556082558802/index.html

今回の市役所本庁舎と子育て健康プラザの設備に、条例の許可や説明会の規定が適用されるかは、個別に確認する必要がありますが、条例の適用にかかわらず、近隣住民の皆さんの不安や疑問に丁寧に向き合い、十分な説明を行うことが大切だと考えます。

富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ

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