富岡駅の北側にある旧大成ポリマー跡地に、図書館や生涯学習センター、富岡地域づくりセンターなどをまとめた「複合施設」を整備する計画が、富岡市から示されています。
現在の計画では、約2万148㎡の敷地に、延床面積約3,200㎡の施設を整備する予定です。
図書館が約1,000㎡、300人から500人程度が入れるホールが約500㎡、そのほか会議室や調理室、和室などが計画されています。
この場所は現在、約700台が利用できる駐車場として使われています。
今回の計画では、老朽化した公共施設をまとめることに加え、上州富岡駅周辺のまちづくりと一体的に整備することも考えられています。
そして、もう一つ気になるのが、この事業で活用を予定している「都市構造再編集中支援事業補助金」です。
この制度では、対象となる事業について、国から補助を受けることができます。
補助率は、区域や事業内容などによって異なりますが、都市機能誘導区域内などでは、対象事業費の2分の1が国の補助となる場合があります。
ただし、「建設費の半分がそのまま国から出る」という意味ではありません。
あくまで補助の対象となる事業費に対しての補助率ですので、今回の複合施設について、実際に国からいくら補助されるのか、市がいくら負担することになるのかは、現時点ではまだ確定していません。
また、この補助制度には、防災のための施設や避難空間、備蓄倉庫、非常用の発電施設なども補助対象となる仕組みがあります。
そのため、今回の複合施設についても、
「普段は図書館や生涯学習、地域活動の場所として使い、災害が起きたときには地域の防災拠点として活用する」
そんな施設にできないのか、ということも考えてみたいところです。
現在の基本構想では、具体的な防災設備についてまでは決まっていませんが、これからの検討の中で、どこまで防災機能を持たせるのか、しっかり考えていくことも大切だと思います。
現時点で新しい施設を作ることについて賛成とも反対とも決めてません。これから「市民説明会」などに出席し、実際に利用する皆さんの声や様々な方の意見を聞きながらしっかり考えていきたいと思っています。個人的には立派な建物を作るよりも、まずは「使いやすいこと」「必要な機能がきちんとあること」を大切にしてほしいと考えています。
もし計画が進むのであれば、デザイン性も大切だと思いますが、それ以上に高齢の方から子供たちまで誰もが使いやすく、何年たってもこの施設があって良かったと思ってもらえるような施設になってほしいと思います。
公共施設は、一度つくれば長い間使うことになりますので、建設費だけを見るのではなく、将来の維持管理費や市の負担、そして実際の使いやすさまで含めて考えることが大切ではないでしょうか?
国の補助金を活用できるから建てる、というだけではなく、富岡市にとって本当に必要な施設になるのか。
そして、普段の市民生活だけでなく、いざというときにも役立つ施設になるのかなど、これから具体的な計画が進んでいく中で、費用と機能の両方を伺いながら、地域の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
詳しい計画や意見募集については、富岡市公式サイトで確認できます。
富岡市公式サイト「複合施設整備計画について意見を募集します」
※補助率や補助対象については、国土交通省が公表している制度資料をもとにしています。
富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ
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