富岡市役所庁舎の外装に関して、昨年11月に発覚した木材劣化問題は、決して軽視できない深刻な事態です。

 設計事務所と施工業者が現地調査を行った結果、劣化部分に注入されていた不燃薬剤が塗料を溶かし、その結果、鋼鉄が腐食するという問題が浮かび上がりました。

 対応としては、まず金具への防止処理を行い、すでに一部の金具には試験的な対策が講じられている状況。ただし、1年という観察期間を設けるという運びは、改善状況の不透明さを増すばかりで、早急な解決が望まれます。

 全面的な修繕工事をするものの、市への財政負担がないという点は安心感をもたらしますが、一方で根本的な再発防止策や、長期的な品質保証については十分な説明がなされているとは言い難い状況です。

 市民の信頼を取り戻すためにも、関係者はこの問題を徹底的に解決する覚悟で臨んでいただきたいと思います。

富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ

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