この取組は、災害で水道水の供給に支障が出た場合など、避難所等での「生活用水」の確保について非常に有効だと思いますので、ぜひ早急に取り組んでいただきたいと要望しました。井戸は地面と平行に埋設される水道管と異なり、垂直に掘って地下水を取水するため、地震の影響を受けにくく災害に強いとされています。
具体的には「水質や水量を調査し、各地区の避難所に最も近い井戸を第一候補として各避難所につき1カ所以上は確保したいと考えている。」とのことでした。また使用可能と判断した井戸については、所有者と覚書を締結し、看板や手動式ポンプの設置についても検討しながら活用していきたいとのことです。
全国の都道府県庁所在市、政令市51市の約5割にあたる25市が、災害で断水した際に地域の井戸を災害用井戸として活用する制度を設けていないことも判明しているようです。
そんな中、富岡市では、早い段階で災害時協力井戸の整備を進めていただけるということです。
今年の1月に石川県七尾市にボランティアに行ったときの事ですが、「飲料水」などは支援物資や給水車を通して手に入りますが、被災者の方を苦しめたのが1日一人当たり数十リットルが必要とされる「トイレや風呂・洗濯に使う生活用水」の確保だったようです。
私が伺った禊地区コミュニティセンターでは、近くに井戸水があって、「水洗トイレ」などで有効活用されており、100人以上が避難されていました。
「民間井戸」の活用は広がりつつあるようですが、課題も多く所有者の善意に頼る部分が大きく井戸数の確保に苦心する自治体も多いようです。
富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ
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