先日「ヤングケアラー」について考えるという番組を特集でやっていました。

 ヤングケアラーとは、通学や仕事のかたわら、障害や病気のある親や祖父母、年下の兄弟などの介護や世話をしている18歳未満の子供を指します。

家族の病気や障害のために、長期のサポートや介護、見守りが必要とで、それを支える人手が十分にないときには、子供であってもその役割を引き受けて、家族の世話をする状況が生じてしまい、介護のために学業に遅れが出たり、進学や就職を諦めたりするケースもあるといい、実態の把握が急がれているものです。

 3月に行われた国の調査でも、中学生の約17人に1人がヤングケアラーに該当しているとの結果も出ています。

 国では、2022年度から2024年度までの3年間を「ヤングケアラー認知度向上集中取組期間」としています。(当面は中高生の認知度5割を目指す。)

 他市では「ヤングケアラー支援推進委員会」等を設置し、認定と支援内容の検討を行うことなどを進めているところもあるようですが、本市ではどのようになっているのか、教育委員会に聞きに行ってみましたが、本市でも、相談はあるようです。

 無記名でのアンケート調査などに、小中学校に1人1台タブレット端末が配布されていますので、このような案件について、活用してみてはどうかと思っています。

 このような問題は非常に繊細なことなので、今後どのような方向に向かうかで、もし当事者がいたとしたら逆に苦しめてしまうことにならないよう市当局の対応に期待しています。

「中高生ヤングケアラーステーション」ここでは気軽に家族や学校の事K-Popなど推しの話をして盛り上がっているそうで、ヤングケアラー仲間が全国から集まっており、中高生で家族に障害や疾患や難病があったらここからDMするようお伝えくださいとのことです。

その他にも、ヤングケアラー短編映画「陽菜のせかい」がYouTubeで公開され3日で

1800万再生回数を突破したことなど、関心が高まっているようです。

反対の意見としては、「当たり前のことをしているだけだ」・「ヤングケアラーなどと呼んでほしくない」と言う意見もあります。(短期間の人には逆に自信につながる場合もあるらしいです)しかしながら、そのことに対して、周りの大人たちは「気づいていないだけだ」など、、、難しい問題です。

ただこのような問題の解決も少子化対策につながっていくようにも思えますので、

学校や様々な機関が連携をとりながら見守っていく必要があるのかもしれません。

こちらは富岡市の若者・青少年相談室「ぷらすゆう」です。

富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ

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