2022年4月1日から成年年齢が引き下げへ

 民法改正により、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられます。明治9年から約140年間続いていた成年年齢が改定となりますが、今まで禁止されていた飲酒や喫煙等は今までと変わらず20歳まではできません。

 少し調べてみたところ、契約行為等は今までは「未成年者取消権」というものがあり、親の同意無く契約したものは取り消すことができましたが、18歳で成人となった場合はこの権利がなくなり、契約が成立してしまうことになるそうです。

 いろいろな契約がありますが、代表的なところでは、「不動産」等は非常に高額となる取引なため注意が必要なのではないかと思います。

 現実的では無いかもしれませんが、土地などを相続等で譲り受けるようなことがあった場合に、騙されて安く売却させられてしまうようなことが起こらないとも限りません。

その他、ローンやクレジットカードの作成、携帯電話等の契約も自由にできるようになるということは、同時に社会的に責任が伴ってくるともいえます。(各社さまざまなようですが?)

 また日本財団の調査によると、74%もの18歳が20歳の成人式を希望しているとのデータがあります。

理由としては就活シーズンと重なる、受験期と重なる、20歳でないと友人と一緒にお酒を楽しめないなどの理由が上がっており、調査では多くの若者が20歳での成人式の開催を望んでいるようですので、もし18歳で成人式を、となると出費の問題なども重なってしまい出席率も下がってしまうのではないでしょうか?

 実際に2021年時点では8割の市区で、20歳での成人式開催との回答があったようですので、今後も成人式は20歳のような気がします。

富岡市議会議員 髙田 仁志 ブログ

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